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舞台『刀剣乱舞』天伝 蒼空の兵 ー大坂冬の陣ー 振り返って

 

 

 

刀ステ 天伝が終わり、

10日程経ちましたね。

 

 

皆さんいかがお過ごしですか??

 

 

俺は新しい舞台の稽古が始まったり

色々なお仕事をさせて頂いております。

 

 

 

しかしながら、あの強烈な三ヶ月は俺の中でも全然色褪せず鮮明な記憶として残っています。

 

 

 

なので、書こうと思います。

 

 

 

振り返りブログ。

 

 

 

振り返りブログ、久しぶりに書くなぁ。

 

 

 

徒然なるままに書いたので

上手くまとまってないかもしれませんが、

お時間ありましたら良かったらお読みください。

 

 

舞台『刀剣乱舞』天伝 蒼空の兵 ー大坂冬の陣ー

 

振り返って

 

 

 

 

 

 

 

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舞台『刀剣乱舞』に出演させて頂くのは、

 

慈伝以来の約一年半ぶり。

 

 

 

慈伝で修行の旅に出たまんばちゃん。

 

 

次に演じる時は極になった姿かなぁなんて思っていました。

 

 

 

 

 

 

 

思っていました。笑

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それがまさか

 

 

悲伝前の物語をやるとは…!!

 

 

 

 

 

 

慈伝で決意し、

 

 

覚悟を決めて旅に出たまんばちゃん。

 

 

 

もうマントとはおさらばだ…!

 

 

と思ってたのに、、、笑

 

 

 

 

 

まぁ、

舞台『刀剣乱舞』に再び出陣出来ることはすごくすごく嬉しいですからね。

 

 

気持ちを切り替えて臨もうと思いました。

 

 

 

 

 

 

今回の劇場は

IHIステージアラウンド東京という場所。

 

 

 

 

僕はその劇場で観劇をしたことがなかったのですが

噂ではとてつもなく大変な劇場と聞いておりました。

 

その劇場で100公演。

 

これは、、、

とんでもないことになるな……

 

 

 

 

と、当時はぼんやり考えていました。

 

 

 

とはいえ、

「いやいや、皆、話を盛ってるだけで結構やれちゃうんじゃないの??」

なんて甘い考えもありました。笑

 

 

その甘い幻想は後に打ち砕かれることになるなんて露知らず…。

 

 

 

 

 

 

 

 

稽古に入り

 

 

久しぶりの刀ステの雰囲気。

 

 

今回は時間遡行軍や色々な役でステージを支えてくださるアンサンブルキャストさんが20人。

 

アンダーにも数人。

 

 

そこに刀剣男士キャストと歴史上人物キャスト。

 

 

 

とても大所帯の座組です。

 

 

 

 

 

演出の末満さんや見知ったスタッフの方々。

 

 

 

初めましての方もちらほら。

 

 

 

久しぶりの顕現台詞。

 

 

 

懐かしくてとても心が躍ったのを覚えています。

 

 

 

 

 

ステージアラウンドの劇場はとてつもなく広いので、稽古場の大きさでは到底足りません。

 

なので、稽古場の床に貼っている台組の場ミリが訳分からないことに。笑

 

 

正直稽古場ではステージの台組の感覚は一切掴めませんでした。笑

 

 

 

 

客席が動いていると仮定して、

稽古場の端っこから端っこまで動いて芝居を止める。

 

そしてまた元いた端に戻り芝居スタート。

 

 

 

そういう特殊すぎる稽古を積み重ねましたが、

 

これをやっていて

面白い反面、集中力を保つのもなかなかに難しかった。

 

 

 

 

 

このコロナ禍で皆でご飯に行くことも叶わず

 

今まで共演した方ならまだしも、

この大人数とどうコミュニケーションを取ればいいのかも少し困惑しました。

 

 

それでも

徐々に徐々に各々と話すよう積極的にコミュニケーションを取りに行くようにはしていたものの、やはり中々難しいものはありました。

 

 

 

 

 

 

 

そして2020年末。稽古場での最後の稽古を終え、

 

21年1月1日。

 

いざステージアラウンドへ。

 

 

元日から場当たりをしてきました。

 

 

 

 

そこでようやく気付きます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「袖からセンターまで遠くね?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

もちろん距離の想定はして稽古をしていました。

 

 

 

 

 

しかし、、、

 

 

 

これは、、、、

 

 

 

 

やはり見るのと聞くのでは段違いですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

僕らが「ドーナツ」と呼んでいる、スクリーン前のステージで

袖からセンターまでは軽く30メートルくらい。

 

 

 

 

 

しかもカーブになっているからけっこうな負担が足にくる。

 

 

 

 

 

ここを走ったり、殺陣をしながら移動する。

 

 

 

場当たりの最中、皆で驚愕していました。

 

 

ステージアラウンドという巨大な劇場で演劇をするという凄さ、大変さを改めて実感しました。

 

 

 

 

 

 

 

 

そうして場当たり稽古している最中、

 

緊急事態宣言が発令されることとなりました。

 

ここまで稽古を行ってきたこの舞台をできるのか、どうなるのか不安でしたが、

公演時間を変更をして上演することに。

 

 

ただ、緊急事態宣言が発令されたことにより本来観に来られたはずの方々が観に来られなくなってしまうのはとても残念で、悔しかったです。

 

しかし、このご時世で上演が出来るだけでもありがたいことなので

正直な気持ち、嬉しさもありました。

 

 

相反する嬉しさと悔しさを抱え

それ以外にもこのコロナ禍でもたらされる様々な感情に振り回されつつも

今自分がやるべきことをやるだけだと思い日々稽古をしてきました。

 

 

 

 

コロナ禍では気持ちの置き所が難しいですね。

 

 

 

 

 

 

 

そして。

 

 

 

元日から続いた場当たり稽古も終わり、

 

いよいよゲネプロ、本番へ。

 

 

 

 

久しぶりの刀ステ本番の緊張感。

 

張り詰めている空気感とどことなく心地良い雰囲気。

 

 

 

 

 

本番終了後、

 

 

とても疲れはしましたが

 

疲労感と達成感が織り混ざり

清々しい気持ちになりました。

 

 

ちゃんと初日が開いて良かったと安堵もしました。

 

 

 

上演時間の関係上、カーテンコールは一度だけ。

 

スクリーンが閉まって閉幕となりましたが、

観てくれた方々のとても力強い拍手と、スタンディングオベーションはすごくすごくすごく嬉しかったです。

 

 

それにお応え出来ず申し訳ありません。

けれどみんなでモニターで客席を観て、歓喜していました。

ここから三ヶ月間戦う活力を頂きました!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そう。

 

三ヶ月間。

 

 

毎日が。

 

一公演一公演が戦いでした。

 

 

 

 

 

 

俺のこの舞台の課題は、体力のペース配分でした。

 

 

一公演一公演、全身全霊を懸けて戦うのはもちろんなんですが、

 

何せ三ヶ月間というロングラン公演。

 

各地を廻る公演であれば移動日やその合間に数日程身体を休めることが出来るのですが、

 

 

今回の公演は週に一回の休演日のみ。

 

 

毎回エネルギーを使い果たしては三ヶ月持たない。

特にまんばちゃんの殺陣や走る距離は他の刀剣男士に比べて倍近くあるときた。

 

 

 

なのでトレーナーさんや殺陣を見てくれている方にくれぐれもペース配分を間違えないようにと口を酸っぱく言われていました。

 

 

 

とはいっても、舞台上でお客さんの前に立つとアドレナリンが出てついつい意気込んでしまうのが俳優の性です。

 

 

最初の方は全くペース配分出来ませんでした。笑

 

 

 

いや〜

高校時代の部活とか何かの漫画でもペース配分が一番大事だぞって言ってたのになぁぁ。

 

 

ペースを掴めるようになったのは二月入るくらいの頃かな??

 

 

 

単純にこの舞台に身体が慣れてきただけなのかもしれませんが。

 

 

 

 

 

日々芝居を積み重ねていく中で発見できる事や

 

より芝居の高み、殺陣の高みを目指して研鑽していくのはとても楽しかった。

 

 

 

 

 

 

自分の中でお気に入りのシーンは

 

清光との滝のシーンでのやり取りです。

 

 

毎公演お互いが違う演技をして

ハッとさせられることも多く、

 

舞台からハケたあとは「今日の芝居、いつもと違って良かったね」なんて声を掛けあってたりしました。

 

 

 

 

 

後は

大坂の陣を説明するシーン。

 

 

言いにくい単語の羅列なので稽古序盤では噛みまくっていたから

スラスラ言えるようになって良かった。

 

「幕府軍」が言いづらい…。

 

 

 

そして最後の客席が360度回転して大立ち回りをするシーン。

 

まんばちゃんから始まりまんばちゃんで終わる殺陣。

 

力の限り切り進んでいくのはとても気持ち良かった。

 

しかしああいう大人数がいるシーンこそマントの扱いが難しく、何度も何度も刀や腕に絡まってきてたりしました。

 

正直マントを捌く余裕もなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そんなこんなで

あっという間の三ヶ月間。

 

 

機構トラブルやキャスト負傷で6公演が公演中止になってしまいましたが

 

最終的には皆が笑顔で終えることが出来て良かったです。

 

 

 

 

 

 

 

この公演を行うに当たり

精神的にも肉体的にも辛い時がありましたが

 

こうして終えてみると、すごい楽しかったし

また一つ役者として成長できたのかな。

なんて思います。

 

 

 

刀ステ夏の陣まであと僅か。

 

自分が行った公演の後編がすぐ観られるなんて

とてもわくわくしています。

 

 

絶対に観に行こう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

清光とまんばちゃん。

 

 

 

 

劇中では

りょう演じる加州清光と共に行動していたから

必然的にりょうとの写真が多くなりました。

 

 

 

今回出演が決まった加州清光役の松田凌。

 

凌とは舞台『K』で初共演をし、

 

その後一緒にラジオやったりとそれなりの共演を積み重ねてきました。

 

 

そんな凌から

「清光役を受けるかもしれない。

でもめちゃくちゃ不安」

という相談を受けた時はめちゃくちゃ嬉しかったです。

 

凌が不安だったのもとてもわかる。

 

ミュージカル『刀剣乱舞』で初めから出人していた流司演じる加州清光。

 

本丸が違うとはいえ、同じ役を演じるのはとてつもないプレッシャーだったと思います。

 

 

でもそんなプレッシャーを見事に跳ね除けて作り上げた松田清光。

 

同じ役者としてとても尊敬しています。

 

 

いつも殺陣前に手を重ねて気合を入れていました。

 

 

 

たのしかった。

 

 

 

りょうだけでなく、

 

れおも、ひでくんも、さつきも、なおやも、ようも。

 

 

元日から共に戦ってきて

三ヶ月間のロングラン公演を駆け抜けた仲間達は僕の誇りです。

 

 

 

特にれおは、刀ステ初参戦、さらには座長を務めるという大業を成し遂げました。

 

座長らしく、皆を引っ張ろうと、皆に元気を与えようと必死に挑んでいる姿はとても印象的でした。

 

本当にお疲れ様。

 

 

 

 

 

 

 

そして

 

まんばちゃん。

 

 

 

今回の話でまんばちゃんについてさらに伏線が張られました。

 

 

 

今後、刀ステの物語はどう転んでいくのか。

 

 

まずは大坂夏の陣の物語を見届けなくては!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

改めまして、

 

 

舞台『刀剣乱舞』天伝 蒼空の兵 ー大坂冬の陣ー

 

誠にありがとうございました。

 

 

 

 

大千秋楽の挨拶でも言いましたが、

 

僕らが最大限のパフォーマンスを行えるよう陰ながら支えてくださった制作スタッフ、演出部、音響さん、照明さん、メイクチーム、衣装部さん、各事務所マネージャー陣、小道具さん、大道具さん。

ステアラという広い会場なのでそれに比例して本当にたくさんのスタッフ方に支えられました。

 

共に三ヶ月間戦うことが出来て光栄でした。

 

 

 

 

なによりも客席で。

配信で。

ライブビューイングで。

 

僕らのことを見守ってくださった皆様。

重ね重ねお礼申し上げあげます。

 

本当にありがとうございました!!!

 

 

 

 

 

 

 

次に皆さんにお会いできるのは「FAKE MOTION」の舞台ですね。

 

 

ドラマで描かれなかった大阪天下布武の過去。

 

 

ドラマ同様とてもぶっ飛んだ世界観の中、熱いストーリーとなっていますので是非お楽しみに。

 

 

 

 

 

ここまで呼んで頂き、ありがとうございます。

 

長文乱文失礼致しました。

 

 

 

 

まんばちゃん。

 

また会う日まで。

 

 

 

 

ではー!!